モラハラとは、正式には、モラルハラスメント。簡単に言うと「殴ったりはしないけれど、言葉や態度で相手を少しずつ追い詰めること」。
たとえば、次のような場面です。
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否定を繰り返す:「そんなこともできないの?」「普通は分かるでしょ」
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人格まで否定する:ミスに対して「だからお前はダメなんだ」と人間性まで攻撃する
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無視する:気に入らないことがあると、何日も口をきかない・返事をしない
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わざと不機嫌になる:相手に「怒らせないようにしなきゃ」と常に気を遣わせる
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人前で見下す:「こいつ、本当に何もできないから(笑)」など、冗談を装って傷つける
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行動を支配する:「誰と会ってたの?」「なんで返信が遅いの?」と必要以上に監視・制限する
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責任を押しつける:「俺が怒るのはお前のせい」「あなたがちゃんとしていれば、こんなことにはならない」
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相手の感覚を否定する:「そんなこと言ってない」「考えすぎ」「被害妄想じゃない?」など、相手自身の感じ方や記憶を疑わせる
たとえば夫婦なら、
妻:「今日、少し帰りが遅くなるね」
夫:「また?本当に家族のこと何も考えてないよね」
妻:「ごめん……」
夫:「謝れば済むと思ってるところが、本当におかしいんだよ」
というように、一つの行動への不満から、相手の人格や価値そのものを否定する方向へ持っていくのが典型的なパターンの一つです。
ただし、一度きつい言い方をした=即モラハラ、ではありません。重要なのは、否定・威圧・無視・支配などが繰り返され、相手が「怒らせないようにしよう」「自分が悪いのかも」と萎縮していくような関係になっているかです。
かなりシンプルに表現するなら、
「暴力ではなく、言葉・態度・無視などを使って、相手の心を傷つけたり支配したりすること」
彼氏・彼女から、配偶者からのモラハラ。「あの人はそういう性格だから」「自分が我慢すれば」「本当は優しい人だから」反対に、自分自身がモラハラと言われる言動をしてしまい、「自分はこんな性格だから」「誰と一緒でも変わらない」「またやってしまった」「もしかして自分がおかしい?」そんなふうに悩んでいる方のお話も聞きます。短気だから?頑固だから?私は、その言葉や行動の奥にあるものが気になります。過去の出来事や誰かの言葉が悲しくて、ショックで、今も心の中で膝を抱えて泣いている、小さな自分、あるいは大人になってから傷ついた自分がいるかもしれません。怒り、支配、強い言葉、繰り返す喧嘩。自分でも理由がわからない言動には、潜在意識に残った過去の記憶や感情が関係していることがあります。もちろん、モラハラを我慢する必要はありません。でも「モラハラする人だから」で終わらせず、普段は気づかない傷ついた自分を見つけ、癒してあげる。ヒプノセラピー(催眠療法)で心の奥にある「理由」に気づいたとき、張りつめていた心が緩み、本来のその人に戻っていくことがあります。性格だからと諦める前に。その言動の奥にいる自分に気づいたら、きっと何かが変わり始めます。